ファッションデザイナー生活 104日目

身頃とウエストヨークの芯地の裁断が終わって、それらの芯地を貼りました。

芯地を貼ってみて、生地の表裏と、部品の左右の関係が合致していないことが判りました。

芯地は片面にノリが付いているので、表側の生地の裏にその接着面がくるように貼ります。
ですが、芯地の型紙を作るときに考慮漏れしていて、表面に糊がきてしまいました。

テストに使っているシーチングは表裏がない生地なので、表裏を間違えたらひっくり返せば済むんですが、普通の生地は表裏があるので、そういう訳にはいきません。

幸い、芯地を貼る部品はほぼ左右対象の形をしていたので、芯地を左右逆に扱えば正しい配置になることが分かりました。

芯地の型紙に書いている、左右の名称を書き換えることにしました。

また、これまでの修正で部品が増えたり減ったりしていて、型紙の通し番号や名称も混沌としているので、このタイミングで型紙の名称を整理することにしました。

これまで型紙の通し番号と名称は、文字ベースで羅列して一覧にしていたんですが、さすがに部品が 150個を超えていて、名称を見ただけではどの部品か分かりにくいものも出てきました。

縫製の順序についても、頭の中だけで考えていたんですが、長い期間を置いて別のサイズを作った時などは、確実に忘れていて違う作り方をやりそうなので、 図を使いながら縫製の順序を記した文書を作ることにしました。

部品一覧の振り直しはともかく、縫製手順書作成なんてやってる場合じゃないよ~ってずっと思っていたんですが、手書きするよりは Illustrator でデザイン画を使いながら作るほうが楽だし、意を決して作り始めました。

作り始めてみたら、思ったほど時間が掛からずに進んでいるので、このまま勢いで作り上げてしまおうと思います。

ストジャパの浴衣を縫製したときはシャーペンと色鉛筆と定規で縫製順序を手書きしていたので、それよりもずっと見た目も分かりやすくて情報量の多い仕様書が作れそう。

今回のメールンのドレスは、型紙の量も、縫製の手間も、ストジャパの浴衣の5倍~6倍くらい複雑です。

部品一覧と縫製順序と生地品番一覧と型紙があれば、万が一自分に何かあってもほかの人が継続したり復刻したりできるようになるしね。

頭の中にしかない情報や、自分しか体験した人がいない事は、文書に書き起こして目に見える形にしていくべし。私は一人作業ですが、チームを組んでやっている場合はなおさらです。

文書を書く時間が必要になるけど、頭の中が整理されて、間違いが減るし、ひらめきやすくなります。分かりやすい文書を手早く作る訓練にもなります。

後任の人やチームメイトがなるべく困らなくて済むように、情報を共有しやすい環境にしていく。
システムエンジニア時代はそういう姿勢で仕事をしていました。

人が代わるとその人が作った文書はどこにあるか誰も知らなくなって、結局知識や経験が蓄積されない、ということもありますが、それでもできるだけ伝承されていく体勢を調えて、文書を作り続けることをお奨めします。

文書を作る時間は、決して無駄な時間ではない。今日も久しぶりにそれを自分に認識させた日でした。
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プロフィール

Ayako SHIOZAWA

Author:Ayako SHIOZAWA
國學院大學の神道文化学部を卒業したあと、戦国無双2をきっかけに日本LOVE魂に火がついて、和風の服のデザインを描くようになった元ゲーマーです。FtMのトランスジェンダーでもあります。

このブログを始めた当初は、現代でも通じるカッコイイ和風が見たい一心でなんとなく手を動かしていました。

2010年4月~2012年3月に、会社員をしながら週末に服飾の専門学校に通い、洋服の作り方、ブランドコンセプトの立て方などを学びました。卒業後から「ストリート・ジャパネスク」の商品として浴衣2点作り、販売し始めました。

2014年からフィギュアスケーターの羽生結弦選手にハマって、メールン・アフロディーテというブランドを考案しました。目下、レンタルに向けて商品開発中です。

2015年3月末に、それまで7年間やっていたシステムエンジニアの仕事を離職しました。ファッションデザイナーとして自分のブランドを営みつつ、たまにフリーランスで型紙作製などを行う個人事業主です。

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