ファッションデザイナー生活 274日目

10時に起きました。朝ごはんのチーズトーストを食べて、すぐさま品川へ出発。

品川インターシティというビルで開催されているフリーマーケットを下見してきました。

出店者も来場者も、中高年が目立ちました。
家族連れもそこそこいましたが、10代20代はほぼいない感じでした。

外国人のお客さんは少し来ていましたが、旅行客ではなく、留学や仕事で日本に居住している人が来ている感じでした。
欧米系とアジア系が半々くらいでしょうか。

出品物は、冬物衣料がすごく多くて、あとは骨董や工芸品が2割くらいですかね。
衣料については、値段は下着で100円~、ズボンなどで~4000円くらい、コートで~5000円くらいだったかな。

ストジャパにはあまり向いていなさそうなので、全体が見渡せる吹き抜け階段の隅っこで、小一時間くらいスマホをいじってました(笑)

というのも、ツイッターとフェイスブックで昨日國學院でチラシを置いてもらったことを報告したら、友人やそのフォロワーさんなどから反応がいろいろ着ていました。

特に、モデルさんのファンの人、フォトグラファーさんのファンの人、のそれぞれ1人ずつから、チラシの画像に対して驚きのコメントが英語で寄せられていて、それらに返信をしました。

二人ともいいね!を押してくれていて、ストジャパ浴衣の写真を気に入ってくれたようです。そのうち1人はブランドそのものまでいいね!してくれました。

フリマ会場をあとにして駅に向かっている間にも、フォトグラファーさんがコメントを追加してくれて、そのなかでフォトグラファーさんが私のことを
"I admire Ayako shiozawa's stance,work and sense.
I like she made Yukata." と言ってくれました。

いやー、ファンの方々にブランドを気に入ってもらえたり、フォトグラファーさんにセンスを誉められたりして、元気と自信が沸いてきました!

さて、今日はこのあと予定がなくて、帰るだけなんですけど、わざわざ品川まで来たのにフリマがハズレてしまい、手ぶらで帰るのが悔しいので、ストジャパ新作用の生地を買って帰ることにしました。
今日もまた、国分寺を通り越して立川へ!

浴衣、帯、品物を渡すときに使うかも知れないので風呂敷や袋にするための生地を選びました。

浴衣用の生地を選ぶときというのは、ストジャパの方向性に合うかどうかを吟味するのに非常にセンスが試されます。

まずメンズとして男性が手に取りやすいように、可愛い過ぎない柄、甘くない色合いを探していきます。
苺とかピンクとかはまず無理ですね(笑) 花柄もかなり難しいです。
ムラ染め、洋風の文章を散りばめたもの、迷彩、星や惑星を散りばめたもの、洋風のペン画、などが使いやすいです。
色は、青系や黒系、モノトーン系がハズレにくいです。
緑や赤もやりたいんですけど、たとえ同じ柄でも用意されている色味によっては、女の子っぽくなったり、子供っぽくなったりするので、注意を要します。成人男性に見合ったかっこよさ、品のよさがあるかを吟味します。

候補を見つけたら、反物を2~3回転させて、生地を1メートル以上広げてみます。
浴衣は視界に入る生地の面積が大きいので、細かい柄や、コントラストの大きい柄では、ガチャガチャしていて目が疲れてしまいます。
モチーフが5センチ以上の大きめの柄が浴衣向きなんですね。

その上、浴衣は直線で構成されているので、直線的な柄では非常につまらないものになってしまうんですね。
縞模様とか、チェック柄とか、水玉、等間隔に並べられた小花柄などは向きません。私はそれらの売り場は前を通ることすらしません(笑)

さて、甘みの少ない色味で、カッコよさや品のよさがあって、目も疲れないものに出会ったら、最後はパンチの効きかたを見極めます。
インパクトがあるかどうか、ですね。
最後の砦というか、ここが一番、センスを問われます。

輸入ものの生地の場合は、最後に、色味が日本人好みかどうか。これも見極めるのに非常に高度なセンスを要求されている感じがします。

あきらかにこれは海外の海辺リゾート!的な極彩色とか、どうみてもアメリカーン!とかなら判りやすくてすぐボツれるんですけど、ノスタルジック(郷愁的な寂しさ)な雰囲気のものは難しい。

日本人がグッとくる "寂しい色合い"と、海外の人がグッとくる "寂しい色合い"は、必ずしも一致しないんだなと今日生地を見ていて知りました。

日本人が好むノスタルジックは侘び寂びなのかというと、それもちょっと違う気がします。
侘び寂びは "枯れた苔の緑"と"鉄の錆や乾いた土の茶色"にしか成らんやんけ、と私は思います。

日本人が好むノスタルジックな色合いは、もっといろいろあるように思います。
あせた桔梗の色とか、灰色に汚れた桜の花びらの色みたいな、暖色系も含まれると思います。
侘び寂びという言葉を聞いたときに、それらの色のイメージまではすぐには沸いてこないと思うんですよねー。でも見せられるとああ、みたいな。

粋という言葉もそうなんですけど、古い言葉でたどろうとするとすぐに限界にぶち当たります。
ストジャパは、昔あったものをそのまま再現したいのではなく、今自分たちがそれぞれの人生のなかで見知って感じた雰囲気や趣味を、浴衣の形状に乗せて、現代の人に拡げたいからだと思います。

さて、選りすぐりの生地を10種類も抱えて、それに合う糸も選んで、生地のカット台へ。
1反まるごとで浴衣用は3反、帯用は1反欲しいので、取り寄せしてくださいとお願いしたら、今日は休日だから生地メーカーがお休みで、取り寄せようにも在庫の確認ができないので、取り寄せはできません、と言われた(°Д°)

いちおう小売り店側の倉庫に在庫があるか見てくれましたが、ほぼ全部なかったと。

店員さんは、さも面倒くさそうに、どうせメーカーも在庫持ってないと思うよ、という態度。

えーっ…えーっ…どうすればいいんだろ、と悩んで、しかたなく今買い物カゴの中にある8反分を全部買って帰ることにしました。
平日に電車賃を掛けてもう一回来るのもロスが大きいなと思ったので。

店員さんにいいようにあしらわれたような気がしないでもないですが、生地は後回しにすると入手不可になることが割とよくあるので、買うと決めたときに有る分だけでも確保しておくほうが後悔が少ない気がします。

10mくらい歩いたら休んで、また担いで歩いて、を繰り返して、無事に電車で帰宅。お金をケチって、健康増進のためにも、タクらずに電車と徒歩を選択しました。
せっかく昨日の立川~国立徒歩で体が少し細くなったからね。最近2週間くらいで太り始めていたので、ここで普通の体型に戻したいのょ(*´-`)

帰宅後、一番短い生地が4メートル未満なので、浴衣を作れるのか、方眼紙で裁断図を描いてみました。
Sサイズから描いてみて、少なくともSサイズなら作れることが判りました。
でもウチの Sサイズって小柄な女性向けのサイズなので、できれば男性が着られる Mか Lを作りたい。
明日 M以降を描いてみます。
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プロフィール

Ayako SHIOZAWA

Author:Ayako SHIOZAWA
國學院大學の神道文化学部を卒業したあと、戦国無双2をきっかけに日本LOVE魂に火がついて、和風の服のデザインを描くようになった元ゲーマーです。FtMのトランスジェンダーでもあります。

このブログを始めた当初は、現代でも通じるカッコイイ和風が見たい一心でなんとなく手を動かしていました。

2010年4月~2012年3月に、会社員をしながら週末に服飾の専門学校に通い、洋服の作り方、ブランドコンセプトの立て方などを学びました。卒業後から「ストリート・ジャパネスク」の商品として浴衣2点作り、販売し始めました。

2014年からフィギュアスケーターの羽生結弦選手にハマって、メールン・アフロディーテというブランドを考案しました。目下、レンタルに向けて商品開発中です。

2015年3月末に、それまで7年間やっていたシステムエンジニアの仕事を離職しました。ファッションデザイナーとして自分のブランドを営みつつ、たまにフリーランスで型紙作製などを行う個人事業主です。

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