ファッションデザイナー生活 342日目

ジャパンエキスポ出展者用のフランス渡航ツアー申込書に記入し、パスポートのコピーを取り、イスラエルに向かう件を紙に書いて、ツアーを担当する旅行代理店に FAXしました。

出展者ツアーは、航空券+ホテルだけの安いプランと、送迎+添乗員+展示についてのヘルプデスクが付いている高いプランとがあります。値段の差は 10万円。
私の場合はイスラエルのほうで注意すべきことが山ほどあるので、パリの会場までのバス停だとか、展示物に関することだとか、そういうフランスでの細かいことまで自分で手を回すのはやめたほうがいいだろうなと思い、思い切って高いほうのフルサポートプランにしました。

7/12(火)にパリの空港から通常は羽田に帰ってくるところを、イスラエルの空港に向かい、テルアビブで1泊以上、エルサレムで1泊以上して、7/22(金)までには帰国する。
同行者はなしで、ホテルの1名1室を利用。
4月中にはイスラエル部分の旅程を決めて再度連絡します、という内容を送りました。

これでとりあえず、フランス国内での日程部分は 90%確定しました。
そこで気がついたのは、このプランで付いている、ジャパンエキスポ終了翌日の、パリでのフリーの1日をどうするか。
オプションの観光ツアーが6種類用意されていますが、どれもいまいち興味が沸きません。
モン・サン・ミッシェルとか、ベルサイユ宮殿とか、ルーブル美術館とか、ムーラン・ルージュとか、名だたる観光名所が並んでいますが、それぞれ必要な費用と時間を付き合わせると、ちょっと使う気になれませんでした。

友人が住んでいるベルギーのリエージュは日帰りではちょっと辛そうな距離だし、ベルギーの首都のブリュッセルも同様。
ベルギー周りはあきらめました。

パリのあとにエルサレムに行くというトンデモ日程なので、ここはやはり、パリでも教会を巡りたいです。
エルサレムで発祥したキリスト教が、遥か遠くのパリではどのように歴史と造形を成しているのか、まさに目で見て、違いを勉強してみたいです。
ノートル・ダム大聖堂がパリのド真ん中にあるようなので、このあたりが照準ですね。

本屋に行ってパリの旅行本をいくつかパラ見してみたんですが、エッフェル塔や凱旋門の展望台と美術館と甘味の特集ばかりで、ほんのすこしマルシェの話が載っている程度。。
教会はあんまり紹介されていませんでした。
バルセロナのサグラダ・ファミリアや、イタリアのルネサンス絵画がある諸教会などと比べて、パリの教会は話題性が乏しいのかも?
まぁ、花の都パリまで来て、巡礼だけをしたいという奇特な日本人はきっとワシくらいしかおらんのナ…(。´Д⊂)

さて、発送品に付ける作品荷札や、改訂しようと思っている作品一覧の修正点などを書きました。
それから、風呂敷用の洗濯表示を紙に印刷。
風呂敷の使い方説明書と一緒に、その洗濯表示案内紙と名刺も入れて、袋詰めしました。

今日はそのほかの時間は主にエルサレム本を読み進めていました。
半分くらい読み終わりましたが、思ったより時間が掛かりました。
明日の半日だけでは読み終わりそうにないので、今日のうちからガツ読みし始めてよかったです。

それにしても本当に、このイスラエル旅行案内本のキリスト教関係施設の部分は涙なくしては読めません。
文芸的な紀行本ではなく、あくまで商業旅行本なので、観光地の歴史的経緯や、考古学的な通説、聖書などに出てくる宗教的な背景などを写真とともに普通に紹介しているだけなんですが、それでも泣ける。
この地の発掘に生涯を捧げる考古学者がいたり、この地の再建に力を注ぐ王族がいたり。
破壊と再建を繰り返して、人々の思いの量がケタ違いに集積されているのがエルサレムなんですね。

マリア永眠教会の永眠するマリアの像が、桜の樹で作られているなんて、クリスチャンじゃなくても、日本人としてマジ泣き。
中東の人はピンとこないのかも知れませんが、日本人は桜と聞いて真っ先に思いつくのは花の咲いている様子です。
優しく、美しく、哀しい。桜の花のイメージはマリアによく似合います。
本には石の棺の上に眠っている茶色い木製のマリア像の写真が載っていますが、桜の花に抱かれて永眠するマリアの姿が見えるかのようです。
今時は便利なので、写真を見たい方はグーグル先生で画像検索してみてね。

ユダヤ関係の部分も、民族とは何かを考えさせられます。
今朝の新聞でたまたまアイヌ写真家のことが載っていました。
それによると、アイヌのルーツを持つ人が関東地方だけでも5千人も暮らしているそうです。

ユダヤ人をヒントにして、民族とはどういうものかを考えるときに、日本人を例にとって考えるより、日本人社会のなかで暮らすアイヌ人を例に挙げてユダヤ人と比較的するほうが、民族についての本質を見つけやすくなるような気がしました。
今回のイスラエル旅行を体験したあとで、何年か経て、その答えが解る日が来るんだろうと思います。

ちなみに、イスラム教やアラブ人の生活スタイルについては、2013年にアラブ首長国連邦を旅行したおかげで、キリスト教やユダヤ人の生活よりも親しみがあります。
食べ物は UAEとだいたい同じみたいですけど、細かい呼び名が UAEでのアラブ料理やトルコ料理とも異なるみたいなので、地方差なのかも知れないですね。
アラブ圏に郷土料理という言葉が合うのかは分かりませんが、同じ名前でも地域ごとの特色が出ている料理は旅行の楽しみの一つですね。

イスラム教関連施設はここ数年になってムスリムでないと入れなくなった場所がいくつもあるようです。
旅行本でも、中に入れないために、内部の見取り図と施設の外観の写真しか載っていません。
アメリカの同時多発テロ以来、ムスリムにとって大事な施設を破壊しようとする輩が増えたのかもしれません。

やむを得ないことではありますが、イスラームの世界が閉ざされて一般の人が見る機会がなくなってしまうことは、イスラームとムスリムへの理解をさまたげてしまうことになります。
リビアとシリアが共に内戦に陥って、20世紀の仕組みのままの国連安保理が無能ぶりを露呈から、凄い数のムスリムが不幸に陥っていますが、もうしばらくムスリムの受難は続いていくんだろうなと本を見て感じました。

ムスリム側が移転先の欧州文化に興味を持たない人が多いのも移民問題の原因の一つらしいので、ムスリムには是非、ムハンマドの時代とアッラーの望むことを、自分たちが今居る場所でやれる「現在の環境に適した形」で実践するために、新しいものを吸収していってほしいですね。
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プロフィール

Ayako SHIOZAWA

Author:Ayako SHIOZAWA
國學院大學の神道文化学部を卒業したあと、戦国無双2をきっかけに日本LOVE魂に火がついて、和風の服のデザインを描くようになった元ゲーマーです。FtMのトランスジェンダーでもあります。

このブログを始めた当初は、現代でも通じるカッコイイ和風が見たい一心でなんとなく手を動かしていました。

2010年4月~2012年3月に、会社員をしながら週末に服飾の専門学校に通い、洋服の作り方、ブランドコンセプトの立て方などを学びました。卒業後から「ストリート・ジャパネスク」の商品として浴衣2点作り、販売し始めました。

2014年からフィギュアスケーターの羽生結弦選手にハマって、メールン・アフロディーテというブランドを考案しました。目下、レンタルに向けて商品開発中です。

2015年3月末に、それまで7年間やっていたシステムエンジニアの仕事を離職しました。ファッションデザイナーとして自分のブランドを営みつつ、たまにフリーランスで型紙作製などを行う個人事業主です。

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