昨日の日記

午前8時半に起きて、9時半過ぎに出発。
良い生地に出会えるように神社にお参りしてから、日暮里へ。

強風で途中電車が止まってしまい、10分ほど遅刻になってしまいましたが、11時過ぎに日暮里に到着、お客さんと合流しました。

日暮里繊維街に入ってみると、荒れた天気なので人通りがほとんどないのはわかるんですが、行こうと思っていたお店が開いていない!
普段、法人を相手にしているお店は土日お休みだろうとは思っていましたが、それだけでなく、小売りをしているお店も、土曜だけやっていて日曜はお休み、というお店が多いことを知りました。。
3分の1くらいのお店がかろうじて開いていたので、開いているお店を見て回りました。

透ける生地を所望しているので、薄い生地や、レース生地などを中心に探しました。
アトランタ在住のそのお客さんいわく、アメリカの生地屋さんでは、綿のプリント生地がほとんどで、柄も、大きなものやポップなものが置かれているそうで、日暮里のほうが生地の材質や柄が豊富だ、と感心していました。
ファッション産業が盛んなニューヨークならともかく、お客さんいわくアトランタは田舎だそうなので、売られている生地の種類が限られるのかも知れませんね。

色の組み合わせかたのコツを踏まえつつ、肌や他の生地に当ててみて透け具合を確認しながら選び出していきます。
色の扱いに馴れていないと、ついつい中に着る服やズボン・スカートなどど同系の色を選んでしまうんですけど、全身同じような色合いになってしまうと、アクセントがなくなって、つまらないデザインになってしまいます。
同じ色でまとめる、というのをあえて狙う場合でなければ、淡い色には濃い色を、濃い色には淡い色を組み合わせて、コントラストを楽しむのがよい、というのを教えてあげたら、とても参考ににったようです。
これを書いていて思い出しましたが、同じ色でまとめる場合は、質感で差をつけるとよいです。
ざらざらしたものにはツルツルしたものを、ごちゃごちゃした刺繍があれば無地に近いものを、といった具合です。

もともとお客さんは小さなお店を見て回るのが好きだそうで、今回様々な種類の生地があって気に入るのも沢山あったことや、選び方の奥深さも体感できたようなので、悪天候でしたが日暮里での生地選びを楽しんだようです。
生地選びもオーダーメイドの楽しみの一つなので、実感してもらえてよかったです。

日暮里駅前でお昼ご飯をご一緒しながら、お客さんが唄う歌や、ステージ登場前に流す映像を見せてもらいました。
私も服のデザイン案3つを見せました。
お客さんに反応や、曲の雰囲気などを加味して、3つの中から千早(ちはや)風のデザインを採用しました。
撮ってきた生地の写真を見ながら、使う生地を決めて、色鉛筆でデザイン画に生地の色や質感を塗り込みながら、使う部所を決めました。
昨日の夜に作った契約書の内容も読んでもらってサインをいただきました。

お客さんの側の時間が限界になったので、午後3時にレストランを出て別れました。
私が再度生地屋さんまで生地を購入しに行き、糸や、装飾小物は新宿で購入。
夕方6時に帰宅しました。

夜ご飯を食べて、お風呂に入って、生地を人形にくくりつけてみました。
衣装は2種類の生地を使って、畳縁でベルトも作ります。
生地同士の見た目の相性が良くて安心しました。
かなりイイ雰囲気が出ています!
写真を撮って、LINEでお客さんに送信。
お客さんも思わず「うおー」と言っていました。
生地やデザイン画はまだ全部私が持っていて、お客さんは何もおみやげ品を手にしていない状態なので、関心とテンションを保つために、時間を空けずに目に見えるものをあげる必要があります。鉄は熱いうちに。

前と脇にヒモが付くデザインで、そのヒモとベルトで、より和風な雰囲気を出します。
ヒモを取り外し可能にできないか、と相談を受けました。
ベルトは取り外せるので、ヒモも外せるようになれば、洋風な雰囲気になります。
洋風と和風と両方使えるようにしたい、とのことでした。
いいアイデアだったので即決で承諾しました。
ヒモを取り外せる付け方をどうするか、これから考えます。

衿を立たせるために衿芯とやらを入れたい、との要望を受けたので、それを入れられる構造にすることにしました。
夜12時くらいですでに就寝後、脚も疲れていたので、聞いたときはエーと思ったんですが、入れられる構造にしておいて、実際に入れてみてどうかはお客さんが判断すればいいや、と思ったので、これも承諾しました。
何事も、「できない」ではなく「どうやったら出来るか」を考えることが大切です。
実現するために考案して工夫していくことが技術の勉強になります。
それと私は、和裁や、和装の知識はほとんど持ってないので、それらを知る機会にもなります。
私自身は伝統的な美学に基づく造形を真似したいとは思いませんが、お客さんの好みを把握して、お客さんに満足してもらう服を作るためには必要な知識です。

この案件には、私を見ていてくれるお客さんがいます。
いつものように、漠然とターゲット層に向けて作品を放ち、「頑張っても結果が返ってくるか判らない」というものではなく、頑張れば頑張っただけお客さんからの印象が良くなります。
しかも、額はそんなに多くないですけど、ほぼ確実に収入が得られます。それだけでもがんばる価値があるよ!(笑)
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プロフィール

Ayako SHIOZAWA

Author:Ayako SHIOZAWA
國學院大學の神道文化学部を卒業したあと、戦国無双2をきっかけに日本LOVE魂に火がついて、和風の服のデザインを描くようになった元ゲーマーです。FtMのトランスジェンダーでもあります。

このブログを始めた当初は、現代でも通じるカッコイイ和風が見たい一心でなんとなく手を動かしていました。

2010年4月~2012年3月に、会社員をしながら週末に服飾の専門学校に通い、洋服の作り方、ブランドコンセプトの立て方などを学びました。卒業後から「ストリート・ジャパネスク」の商品として浴衣2点作り、販売し始めました。

2014年からフィギュアスケーターの羽生結弦選手にハマって、メールン・アフロディーテというブランドを考案しました。目下、レンタルに向けて商品開発中です。

2015年3月末に、それまで7年間やっていたシステムエンジニアの仕事を離職しました。ファッションデザイナーとして自分のブランドを営みつつ、たまにフリーランスで型紙作製などを行う個人事業主です。

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